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ひがし小千谷耳鼻咽喉科

咽喉頭疾患

喉が痛い
息苦しい
声が出ない、出にくい
魚の骨が喉に刺さった
呑み込みがわるくむせる など

急性咽喉頭炎・急性扁桃炎

ウイルスや細菌感染などによって咽喉頭や口蓋扁桃などに急性炎症を生じた状態です。 軽度であれば消炎鎮痛剤や抗菌薬などの内服で治癒しますが、症状がひどくなって食事をとれなかったり水が飲めなかったりなどの状態になった場合は、入院しての点滴加療が必要となります。 急性扁桃炎はさらに悪化すると扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍といった状態になる場合もあります。これらの状態では通院や入院しての点滴加療が必要であり、膿瘍ができている場合には切開排膿が必要となる場合もあります。 また、咽頭痛に加えて息苦しいなどの症状がある場合には喉頭浮腫を生じている場合もあります。喉頭浮腫を認める場合、これが悪化すると窒息する恐れもあるため入院しての点滴加療が必要となります。点滴治療を行っても症状が悪化して腫れがひどくなったり、最初の段階で腫れが極めて高度で窒息の危険性が強い場合には、気管切開術が必要となる場合もあります。 入院が必要な場合には、対応可能な医療機関に紹介させていただきます。

声帯ポリープ・声帯結節

強い声を出したり常に大きな声を出している方の中には、声帯にポリープができたり、声帯の一部が硬くなって結節を生じるなどして声がかすれてしまう方がいます。 最初は消炎酵素剤などの内服で保存的に加療しますが、改善しない場合には手術治療を行う場合があります。手術加療が必要な場合には、対応可能な医療機関に紹介させていただきます。

咽頭異物(魚骨など)

魚を食べた際に骨が刺さってしまって取れないことがあります。咽頭痛が強いとご飯をのみこんで骨を取ろうとする方が多いですが、状態によっては骨がより深く刺さってしまう場合もあります。 鏡で口の中を見たり、ご家族に見てもらったりして、取れそうな場所に魚骨などの異物がある場合には直接取ってもらってよいですが、痛みがあるのに骨などの異物が見えないなどの場合は遠慮せず受診してください。 喉頭ファイバーなどを用いて観察し、異物がある場合にはこれを除去いたします。 お子さんなどで骨が奥の方に刺さってしまっていてクリニックで除去できない場合には、全身麻酔での対応が必要となる場合もあります。このような場合には、全身麻酔などの対応可能な医療機関に紹介させていただきます。

嚥下障害など

加齢に伴ったサルコペニアの進行や中枢神経疾患などに伴い、飲み込みにくかったりすぐにむせてしまったりするような状態があり、状況によってこれらが悪化していくことがあります。状態が悪化すると誤嚥性肺炎を生じてしまう場合もあります。 他地域に比較しても高齢化が進む当地域では、誤嚥性肺炎などで入院されてしまう患者さんも多くいらっしゃいます。 耳鼻咽喉科では、これらの悩みを持つ方の嚥下の状態を見る検査を行う事ができます。 内視鏡下に行う嚥下内視鏡検査、造影剤を飲んで行う嚥下造影検査がこれにあたります。 これらの検査は、検査を行ったうえで言語聴覚士の先生方と協力して対応を検討していく必要もあります。嚥下内視鏡検査などが必要と判断した方については、小千谷総合病院と連携して対応させていただきます。